メディカルクラーク®(医療事務技能審査試験)の出題範囲と傾向

資格学習イメージ 医療

メディカルクラーク®(医療事務技能審査試験)の出題される概要について、本記事にてまとめました。

試験においては、受付での患者対応に必要なコミュニケーションスキル「患者接遇」と、「診療報酬請求業務」のための基本的な知識とレセプト作成能力が求められます。
当然ながら、医療業界および医療事務特有の知識が求められます。

試験対策王道の「過去問」学習ができません。

過去問学習ができないというのは、過去問を手に入れることが難しいからです。

公式で過去の出題を公表していないことと、受験に際して問題用紙と解答用紙を返送することになるため、問題用紙が受験者の手元に残りません。
また、メディカルクラーク®の過去問は、一般書店では流通していません

過去問学習は、出題傾向や問題文・回答選択肢の癖などを掴むことができ、引っかけ問題への対応や、学習優先順位の高い分野を絞ることに有用ですが、これが難しいということになります。

しかし、代替案はあります。出題傾向や問題文・回答選択肢の癖などを掴むには、通信講座等の予想問題に頼ることができます。

「学科」試験の概要

医療事務における、基礎知識を問われる試験内容で、択一式25問となっており、以下の全7科目で構成されています。

  1. 医療保険制度
    健康保険、船員保険、各種共済組合、国民健康保険、退職者医療制度、入院時食事療養費および入院時生活療養費、保険外併用療養費、高額療養費
  2. 高齢者医療制度
    制度の概要、特定健康診査、後期高齢者医療給付
  3. 公費負担医療制度
    感染症法、生活保護法、学校保健安全法、精神保健福祉法、身体障害者福祉法、障害者総合支援法、児童福祉法、母子保健法、原子爆弾被爆者援護法、特定疾患治療研究事業、難病の患者に対する医療等に関する法律
  4. 介護保険制度
    制度の概要、予防給付・介護給付、介護サービスの利用方法、介護保険と医療保険等の関係
  5. 医事法規一般
    医療保障制度の基礎用語、医療法、医療保険各法、療養担当規則、関連法規(医師法 等)
  6. 医事業務
    医事担当者の心得(個人情報の適切な取扱いを含む)、外来・入院業務、窓口会計業務
  7. 医科・歯科別選択問題
    診療報酬請求業務、医学一般、薬学一般、診療録

試験時間は60分ですので、1問2分程度での回答が求められます。
出題内容としては、用語、法律条文、制度などを問われるため、対象範囲の暗記が中心の学習になります。

「実技I」試験の概要

医事課(受付や窓口)における、患者接遇(患者とのコミュニケーション) について、2問が記述式で出題されます。記述式とは、問題に対する回答を、文章として自由に書く形式で、メディカルクラーク®試験では、400字以内で解答するようになっています。

具体的なシチュエーションを問題文として提示されて、それについて適切な接遇を400文字となると、結構多いようで少ない文字数で表現が必要になりますので、何かを丸暗記したり、持ち込んだテキストだけで7割正答を書くのは、中々ハードルが高いです。
予想問題などを通して記述式になれておく必要があるでしょう。

尚、試験時間は50分です。

「実技II」試験の概要

診療報酬請求事務として、医科は「医科診療報酬明細書(出来高請求)の点検」、歯科は「歯科診療報酬明細書(出来高請求)の点検」について、全4問記述式で出題されます。

間違い探しに近いところがあり、また、試験の際に「手書き」の診療報酬明細書(レセプト)を作ることが求められます。
最近は手書きと言うことがあまりなく、省力化も図られているため、医療事務経験者でも苦戦するところがあります。
医療事務の未経験者である場合は、レセプト作成業務を独学するのは簡単ではありません。
また、診療報酬点数は2年ごとに改定されるため、最新の知識についていく必要もあり、間違っても古い参考書などで学習してはいけません

試験時間は70分ありますが、上述の通り、レセプト作成に慣れていないと、あっという間にタイムオーバーになってしまうことでしょう。

 

以上となります。

メディカルクラーク®(医療事務技能審査試験)の資格概要や、試験日程・受験形式・試験内容等については、以下もご参照ください。

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