Webサイト制作に関連する3つの資格試験をご紹介します。
いずれもサーバサイドはあまり含んでいない試験ですので、フロントエンドを扱う、ディレクター、Webデザイナー、コーダー、フロントエンドエンジニア職種が関連する資格試験です。
ウェブデザイン技能検定(国家資格)
ウェブデザイン技能検定とは、Web制作に必要な知識やスキルを問う、国家検定です。合格すると、ウェブデザイン技能士と技能資格を名乗れます。
厚生労働省によって指定された「特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会」によって実施されています。
試験範囲は、デザイン、HTML/CSS/JavaScript、Webサイト設計、ディレクションといったWeb制作実務に加えて、一部、インターネット概論、知財、労働環境、マネジメントといった内容まで含まれます。
ウェブデザイン技能検定は、3級・2級・1級とあり、マークシート択一の学科試験と、実際に作業を行う実技試験で構成されています。
詳細についてはこちらもご参照ください。
Webクリエイター能力認定試験
Webクリエイター能力認定試験とは、WWWで利用される技術の世界的な標準化を図るW3Cに完全準拠した、セマンテックなマークアップスキルを測定する認定試験です。
株式会社サーティファイのWeb利用・技術認定委員会が主催、認定している民間資格試験です。
Webクリエイター能力認定試験には「スタンダード」と「エキスパート」の2種があり、試験範囲が異なっています。
「スタンダード」はHTMLとCSSのコーディングのみが出題範囲で、「エキスパート」はデザイン・HTML・CSS・JavaScript・UI理論全域が出題範囲となっています。
「スタンダード」はコーダー向け、「エキスパート」はディレクションも含み、一人でWebサイトを作る上での技術素養を問う内容になっています。
詳細についてはこちらもご参照ください。
HTML5プロフェッショナル認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5/CSS3/JavaScriptなど、最新のマークアップに関する技術力と知識を、中立的な立場で認定する試験です。
特定非営利活動法人エルピーアイジャパンが主催、認定している民間資格試験です。
HTML5プロフェッショナル認定試験には「Level.1」と「Level.2」の2種があります。
「Level.1」では、HTML/CSSが中心となり、「Level.2」では、HTML/CSSに加えて、JavaScriptを用いた複雑な挙動や通信を含む技術を求められます。
今回取り上げた中で、唯一、コーダー、フロントエンドエンジニアに必要な技術に特化した資格試験です。
詳細についてはこちらもご参照ください。
他にも、「Web検定」「Webデザイナー検定」「Webディレクション検定」やAdobeの各ソフトウェア検定などもありますが、比較的メジャーな3つをご紹介しました。
ご参考までに。