メディカルクラーク®(医療事務技能審査試験)の申込から合否までの試験概要について、まとめました。
尚、資格の概要については、以下のページをご参照ください。
試験日程、申込期間と受験資格
試験日程ですが、「医科」と「歯科」で異なります。
上記の試験日程に対する申込期間ですが、『当該試験日の2ヵ月前より3週間前まで』となっているため、毎月行われている医科については、複数の試験日の申込期間が重複することになります。
間違った試験日に応募しないよう、お気を付け下さい。
詳細については、日本医療教育財団のホームページ内、「試験日程・会場」をご参照ください。(https://www.jme.or.jp/exam/schedule/index.html)
尚、受験資格は『問わない』とあるものの、受験は日本国内のみ(後述の受験形式「在宅受験」の場所)とされているため、日本国内在住、あるいは試験時に日本国内に居ることに限られます。
とはいえ、日本国内向けの民間資格ですので、ここは特に気にするところでもないでしょう。
申込については、まずは、日本医療教育財団のホームページから資料・申込書を請求します。
資料に記載されている内容に従って、受験料(7,700円)を銀行振込で支払った上、所定の受験申込書に振込明細を添付して、日本医療教育財団本部へ郵送して完了です。
受験形式
在宅受験で、試験関連の書類は全て、受験申込書に記入された住所へ送付されます。
発送される書類は、「受験票」と「試験問題および解答用紙」です。
申込受領後、試験当日の10日前を目安に受験票が発送されます。
試験問題および解答用紙ですが、宅配便にて試験日当日の午前中指定で発送されます。
試験当日の午前中に絶対に受け取れるようにする必要があります。
ここまででお気づきかと思いますが、受験中に試験監督者はいません。持ち込み自由の受験となります。
試験内容と合格ライン
出題内容は以下の通りです。
合格ラインは、実技I、学科、実技II、それぞれで全て70%以上の正答が求められます。
1つでも正答率70%を下回れば不合格となりますが、70%を超えた科目は6ヶ月間試験を免除されますので、例えば、実技Iだけ70%を下回った場合は、次回(6ヶ月以内)は、実技Iだけを受験することになります。そして、実技Iが正答率70%以上となれば、晴れて合格です。
持ち込み自由とはいえ、記述式の実技Iと、カルテとレセプトの間違い探しの実技IIがありますので、全て持ち込んだものに頼った受験では、中々合格までには至りません。
こうした出題傾向の背景も影響してか、公式発表はありませんが、合格率は6~7割程度と言われています。
採点方法と合否連絡
回答を終えたら、試験日翌日までに、同封の返信用封筒に試験問題と解答用紙を封入し、簡易書留等発送記録の残る方法で返送します。
重要なポイントとして、解答用紙だけを封入して、試験問題を入れずに送付したら、書類不備で不合格となります。ご注意ください。
合否は、試験日から約1ヶ月後を目安に郵送でお手元に届きます。合格である場合は、さらに1ヶ月後(試験日からは約2ヶ月後)に、合格証書が郵送でお手元に届きます。
以上、皆様が医療事務技能審査試験に合格して、メディカルクラーク®になることを心より応援しております!