HTML/CSSは、Web関連のスキルとして、まず身につけようと考える選択肢の一つです。あらゆる業界において需要が高いスキルで、身につければ即戦力になれる、非常に実用性が高いスキルです。
ホームページを作成するための基本的なマークアップ言語である「HTML/CSS」スキルについて解説します。尚、HTML/CSSが書ける方の職種は『コーダー』と呼ばれます。
「HTML/CSS」習得に関する概要
資格・スキルとしての分類 | 実用スキル |
活用分野 | IT |
用途 | 副業 就職・転職 実用 趣味 |
標準学習時間 | 20~30時間 |
需要度 | |
習得しやすさ | |
習得・活用のための費用の低さ | |
在宅との相性 | |
資格・スキル単体での収益化 | |
他の資格・スキルへの展開 |
企業ホームページの運用、改訂などのプロジェクトに関与する上で必要となるスキルであり、副業やフリーランスでホームページ作成を受託したり、収入に直結する可能性を広げるスキルです。
スキルを習得して開発環境を持つための初期コストも低く、PC、テキストエディタ、Adobe XDまたはPhotoshopがあれば、仕事にするには十分な設備になります。自身に対する投資対効果が高いスキル分野です。
必要なスキル水準
まず最低限、以下の水準のHTMLとCSSを書ける必要があります。
- レスポンシブwebデザイン対応
2023年時点の要求レベルは、マルチデバイスに対応できるHTML/CSSを書けることです。
PC、Tablet、Smartphoneにおいて、ワンソースでページを表現できる、HTML5、CSS3の組み合わせによる、レスポンシブwebデザインの実装が求められます。
HTMLとCSSを書ける事に加え、仕事にするためには以下のスキルが必要になります。
- デザインデータからのWebページ化
Adobe XD、Photoshopで提供されるデザインデータから、正しく余白やサイズをHTMLに反映できること。
推奨される資格・スキル水準、周辺資格・スキル
また、以下の様なことができると、より仕事の幅が広がり、副業の際の単価にもプラスに働き、また、競争相手に差をつけることができます。
- WordPressへの組み込み
WordPressのテンプレートに関する知識を身につけ、簡単なカスタマイズができるようになることが目標となります。 - JavaScript、JQuery
特にSmartphone向けのナビゲーションの動きであったり、フォーム入力内容に対するチェックとエラー出力など、ページ上のアクションに対する動きを難なく実装できるようになれば、コーダーからフロントエンドエンジニアに一歩成長です。
HTML/CSSは、インターネット上で情報を得て、見よう見まねで作れるようにはなりますが、仕事にするとなると、セキュリティや記法といったお作法にも触れておくべきです。特に複数人で大きなホームページを作るというような場合は、基本的な知識は重要になりますので、一度体系的な学習の機会を持つことをお勧めします。