PHP:Webプログラマーを目指すのであれば習得すべき言語。実際のところ、仕事として使える要求要件は?

PHP IT/web

Webにおける開発言語の最も汎用的な言語はPHPです。フォームからメールを送ったり、ログインの仕組みを作ったりなど、様々なホームページの機能を実装するために使用します。
WordPressにおいても、ちょっと高度なことをしようとすると、このPHPの知識が必要となります。Web関連のスキルとして、まず身につけようと考える選択肢の一つです。あらゆる業界において需要が高いスキルで、身につければ即戦力になれる、非常に実用性が高いスキルです。

「PHP」習得に関する概要

資格・スキルとしての分類 実用スキル
活用分野 IT
用途 副業
就職・転職
実用
趣味
標準学習時間 80~120時間
需要度 4.0
習得しやすさ 3.5
習得・活用のための費用の低さ 4.0
在宅との相性 4.5
資格・スキル単体での収益化 4.0
他の資格・スキルへの展開 4.0

企業ホームページの構築、運用、改訂などのプロジェクトに関与する上で必要となるスキルであり、副業やフリーランスでWeb開発を受託したり、収入に直結する可能性を広げるスキルです。
スキルを習得して開発環境を持つための初期コストも低く、PC、テキストエディタ、XAMPP
があれば、仕事にするには十分な設備になります。自身に対する投資対効果が高いスキル分野です。

必要なスキル水準

まず最低限、以下の水準のPHPを書ける必要があります。

  • サーバーが返すエラー原因を特定
    PHPの記述ミスは、即座にホームページ全体に不具合を及ぼします。(ページが真っ白になったりします。)サーバが返すエラーの内容を読み解いて、原因を特定、修正することができる必要があります。
  • セキュリティを鑑みたスクリプティング
    ホームページを利用する方が入力した内容に基づき、サーバーに対して命令を出すプログラムであるため、セキュリティへの配慮は必要不可欠です。
    単に動くように書けるだけですと、想像していなかったユーザーからの入力が大事故を招く危険性があります。

PHPを書ける事に加え、仕事にするためには以下のスキルが必要になります。

  • データーベースとの連携
    検索や会員ログインシステムなど、データベース上にデータを書き込んだり、読み出したりする機能が必要となるケースは多いです。PHPを介してデータベースを操作することができるようになっておくべきです。

推奨される資格・スキル水準、周辺資格・スキル

また、以下の様なことができると、より仕事の幅が広がり、副業の際の単価にもプラスに働き、また、競争相手に差をつけることができます。

  • サーバー構築
    PHPは、サーバーに命令を出すプログラムですので、サーバーそのものへの知識があった方が、できることが広がります。
  • HTML/CSS/JavaScript
    ホームページの出力側、例えばフォームなどを作れることで、当然ながら受けられる仕事の幅が広がります。
  • WordPress
    WordPressを導入してホームページを作る案件は、非常に多いです。そのWordPressの裏側はPHPでできています。WordPressをどうカスタマイズすればいいのかをノウハウとして持っていることは、受託できる案件のすそ野を大きく広げます。
  • プログラム設計・データベース設計
    PHPを書く前に、要求されている機能にはどのような実装が必要で、どう組み上げれば実現できるのか、上流工程である設計部分を行えれば、プログラマーより一段上の仕事を受けることができます。

PHPは、インターネット上で情報を得て、見よう見まねで作れるようにはなりますが、仕事にするとなると、動けばいいだけではない、どう安全に、どう効率的に動くように作るのかが求められます。また、Web開発は、仕様があいまいなままスタートすることも多いため、単にプログラムが書けるだけでは困る状況が多々発生します。
プログラミングに対する基本的な知識が重要になりますので、一度体系的な学習の機会を持つことをお勧めします。

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