2級FP技能検定(FP2級)試験「リスク管理」分野の勉強のコツ

資格学習イメージ 金融

FP2級試験は、「ライフプランニングと資金計画」、「リスク管理」、「金融資産運用」、「タックスプランニング」、「不動産」、「相続・事業承継」の6分野各10問ずつ、全60問から構成されています。
本記事では、「リスク管理」分野について、出題傾向や勉強法について解説いたします。

「リスク管理」分野の頻出項目はこれです。

生命保険」「損害保険」が圧倒的に頻出している項目です。リスク管理分野の全10問中7問から8問程度が、生命保険と損害保険から出題されますので、重点的に勉強すべき項目です。
「生命保険」はFP協会の実技試験でも圧倒的に多く出題されており、主に保険金額の計算問題が頻出しています。そのため、学科試験で計算させる問題は、ほぼ出題されません。

保険の種類と内容、区分、補償範囲、控除、特約など、生命保険、損害保険全般に及ぶ知識が求められます。生命保険では、法人契約の経理処理に関する問題も出題が多いです。
特に、損害保険では昨今変化が大きい、地震保険に関しても出題される確率が高いので、しっかり覚えましょう。

いずれも、問題文としては回答が文章である場合は『最も適切なものはどれか』『最も不適切なものはどれか』のような形で、回答を選択する形式となっており、『尚、いずれも●●であるものとする』といった状況が付加されるケースもあり、状況によって正答が異なる出題構成が多く見られます。

ケースをベースに覚えましょう。

上述の問題文傾向の通り、状況が付加されて、結果として控除や補償額がどうなるのかという事を問われるものが多いため、実際のケースに基づいて覚えていくことが望ましい学習方法と言えます。
そのため、具体的なケースを図やイラストなど、視覚的に記憶する方法が効果的と考えられますので、図示や図解がふんだんに使われている教材を見つけられるかが、学習の前提として重要ではないでしょうか。

また、FP協会で受験する方は、実技試験では実際の計算結果を求める出題になりますので、学科試験の勉強と合わせて、計算式を実際に用いて、控除額や給付金額を求める練習もしておくべきでしょう。

試験では、問題文と解答文をもう一度見直す余裕を。

問題文へ状況が付加されていることで、引っかけ問題がリスク管理分野の出題に多く登場します。問題文に付加される状況が違えば、正答も異なるといった、中々巧妙な構成であったりします。
四択のはじめの方に正答を見つけたと思って、最後まで選択肢を読まずに次の問題に進んで、実は四択の最後に正答があったという事も、試験の緊張感の中では十分に起こりえます。

この勘違いを防ぐ上で、全問回答が完了した上で、リスク管理分野については、回答選択肢全てを改めて読んで、本当に正しい回答を選べているかという確認の時間をとるようにしましょう。

 

以上、FP2級資格の取得を目指す皆様の一助になれれば、幸いです。
合格目指して、頑張ってください!

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