2級FP技能検定(FP2級)試験「金融資産運用」分野の勉強のコツ

資格学習イメージ 金融

FP2級試験は、「ライフプランニングと資金計画」、「リスク管理」、「金融資産運用」、「タックスプランニング」、「不動産」、「相続・事業承継」の6分野各10問ずつ、全60問から構成されています。
本記事では、「金融資産運用」分野について、出題傾向や勉強法について解説いたします。

「金融資産運用」分野の頻出項目はこれです。

昨今の政府方針(貯蓄から投資へ)にも影響され、満遍なく出題されています。その中でも、「マーケット環境の理解」「投資信託・債券・株式」の各投資商品、「ポートフォリオ運用」といった、実際の投資計画を立てる際の、基本となる一連の流れに沿って出題範囲に偏りがあります。

投資商品については、分類や種類、取引等に関するルール、指標、利回りやコストといったお金の話がメインになります。ポートフォリオ運用については、期待収益率、シャープレシオの計算方法あたりが出題の中心になっています。この二つはそれほど難題はありませんが、「マーケット環境の理解」項目に関しては、消費者契約法・金融商品販売法・金融商品取引法の各関連法規の内容について具体的なケースが問われる出題もあり、法律が苦手な方にとっては難解な出題もあります。

いずれも、問題文としては回答が文章である場合は『最も適切なものはどれか』『最も不適切なものはどれか』のような形で、回答を選択する形式となっており、回答が数値である場合は『計算結果が適切なものは以下のどれか』という形になっています。

金融用語に慣れましょう。

金融資産運用は、専門用語、横文字が多い分野(金融市場はグローバルであるため)ですので、難解で特殊な用語を正確に理解することが必要となります。これが何よりも重要です。

また、個人で多少なりとも資産運用経験がある方からすると、金融用語に触れていて、実際に金融商品を検討し、取引を行っている経験から、この分野は全く勉強をしなくても得点を稼げる分野でもあります。
計算結果を答えなければならない設問もありますが、何を聞かれているのかが分かっていて、それを求める式さえ覚えていれば、計算自体は暗算でもできてしまうほど簡単な物が多いです。

投資経験があっても、法律だけはしっかり勉強を。

金融資産運用分野には、法律に関する出題もあります。曖昧な記憶だと間違える問題文が多いです。
ですので、資産運用経験があるといっても、油断せずに、法律を覚えることに時間を割きましょう。
特に、細かな法改正も昨今多いので、最新の法律をしっかり確認しておく必要があります。

また、単に条文の穴埋め問題ではなく、法律に適したケース(または、不適切なケース)を選択するような設問になっていますので、丸暗記ではなく、条文の趣旨も理解するように学習しましょう。

試験での計算問題は途中式を書いておきましょう。

計算問題が1~2問程度出題されます。
計算自体は簡単とは言え、後で見直しをする際に確実な見直しができるよう、使う式の基本形と、実際に計算した式を問題文の横にでも書いておきましょう。
これを行う事で、確実で素早い確認ができます。

 

以上、FP2級資格の取得を目指す皆様の一助になれれば、幸いです。
合格目指して、頑張ってください!

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