製造業を中心とした、品質管理の現場における基本を学び、その知識を認定するのが、QC検定(品質管理検定)です。
就職活動において決定打にはなりませんが、実務上役に立つことを身につけられるのがQC検定の良いところですので、就職後に有利になる資格と捉えてもいいでしょう。
実際、製造業全体において、当然ですが品質管理は最も重要な業務ですから、QC検定の取得を推奨しているところは多くあり、昇進、昇給の条件に挙げていたり、資格手当支給対象にしている企業も多くあります。
1級から4級まであるQC検定の2級は、製造などの現場で品質管理を推進、指導できるレベルと定義されています。マネジメントの立場にならないと、使わない知識で構成されているのが、QC検定2級です。
そのため、チームリーダーへのハードルとしてQC検定2級取得を推奨している企業というのが、実例です。
「QC検定2級」に関する概要
資格・スキルとしての分類 | 民間資格 |
活用分野 | IT・製造業など |
用途 | 実用 |
標準学習時間 | 100~200時間 |
需要度 | |
習得しやすさ | |
習得・活用のための費用の低さ | |
在宅との相性 | |
資格・スキル単体での収益化 | |
他の資格・スキルへの展開 |
QC検定の受験資格は?
QC検定は、日本規格協会が主催する資格で、受験資格はなく、何級からでも受験できます。実務経験も問われません。
ですが、現実的に、いきなりQC検定2級に挑戦するとなると、製造現場でのマネジメント経験がある方でないと難しいと思われます。
QC検定2級の難度と合格率は?
QC検定2級は、品質管理の実務で得られる知識や、改善能力がないと解けない問題が多く見受けられます。品質管理の基本について、満遍なく出題されるため、学習範囲が非常に広いです。
回答はマークシート方式ですが、長文問題も多く、文章の読解力と、文章から状況をイメージして回答を導き出す力が問われる設問も存在します。
また、計算問題、統計問題も出題されるため、出題の癖をつかむために、過去問のやりこみが重要な勉強の一つになると言えます。
QC検定2級の合格率は、年によってかなりばらつきがあり、最近では、約30%前後です。
実務経験がある方でも、試験対策のみで合格できるとは言い切れません。
QC検定2級学習のポイントは?
上述の通り、自ら品質管理の問題解決や改善ができることを求められるという資格趣旨から、問題のから読み取れる状況をイメージし、回答を考える能力を問うために、長文問題が頻出するため、テキストでの学習だけでは、コツをつかみにくいところが多いです。
すなわち、文字だけで学習をやり遂げるのは、かなり大変だと思われます。
動画教材で図解説明を受けたり、実際に講義を聴いたりすることは、QC検定2級の学習においては、おそらく最適だと思われます。