管理業務主任者の勉強で講座を利用するメリットは?

資格学習イメージ 不動産

資格取得の際、全員間違いなく、まずは独学で。と思いますよね。当然です。学習講座なりスクールを利用するには、お金が掛かりますから。
ですが、国家資格の合格率を冷静に見てみましょう。

管理業務主任者 合格率約20%

これでも国家資格の中では高い方です。ですが、『2割の合格率に独学で挑む。挑むには5ヶ月くらい掛かりそうだ。』と今一度考えると、学習講座なりスクールにお金を掛けるメリットはあると思います。

実際に学習講座やスクールを利用して管理業務主任者に受かるのか?

ということで、管理業務主任者の合格率をいくつか調べてみました。各社の数値は本記事の日付時点です。

フォーサイト 合格率67.6%
アガルート 合格率70.05%

意外と公表していないところが多く、目立ったところでは上記2社のみでした。大学受験予備校とかですと、どこもこぞって実績を誇っているのですが資格となるとそんな感じでもないみたいですね。

いずれにしても、平均合格率が20%程度に対して、驚異的な数字であることは間違いありません。

何故これだけ独学と差が付くのか?

いくつか理由はありますが、独学で挫折する方の理由で何となくわかるでしょう。

独学で挫折した方の理由

  • 何ヶ月も自己意思で学習を続けるのがきつかった。
  • 用語が難解で頭に入らなかった。
  • どこが重要なのかがわからず、膨大な暗記に耐えられなかった。
  • 忙しくなって学習を止めてしまった。
  • 実際の試験で思ったより全く得点できなくて心が折れた。

人間って、よほどの目的意識がないと、中々完走できないですよね。よくわかります。

講座やスクールを受けると、『お金を払っているのでやらなければ損。』だとか、『都度課題が提示されるのでやらないとならない。』だとか、少なくとも勉強するための強制力が働くので、それが最大のメリットかもしれません。
もちろん、それだけでは挫折率が下がるだけで、合格率は上がらないので、内容も十分に適切であることは言うまでもないでしょう。

結局は、学習を続けられる環境をどう持つのか

人間はゴールが見えていることで続けられる性質があるので、全10回など、何回こなせば合格できる(だろうと思われる)までの内容を学習できたのかがわかる。というのも、講座やスクールを利用する理由として大きいでしょう。

また、学習において重要なのは、誰かに聞けることだと思います。口に出すことで自分が何を理解できていないのかもわかりますし、講座やスクールを選ぶ際には、講師とやりとりできるかも重要なポイントになるのではないでしょうか。

『できるだけお金を掛けずに管理業務主任者資格を取る』のか『時間的に効率よく管理業務主任者資格を取る』のかが、独学を選ぶか、講座やスクールを選ぶかの違いだという方もいますが、どちらも一緒です。

結局は、独学でも効率よく学習を進めて管理業務主任者資格を取れるという自信があるのであれば、講座やスクールを受ける必要は無いということになります。
その判断基準は、ご自身の大学受験において、予備校に通わずともある程度の難関大学に合格できたかどうかということを思い出してみるのが、適切でしょう。

独学だけでも管理業務主任者に合格できる人とは

管理業務主任者は、マンション管理会社の専門業務として結びつきが強いため、一般的には、マンション管理会社で実務経験が十分にある方であれば、独学でいける可能性は期待できますし、そうでなければ、講座やスクールを受けた方が穏当というのが一つの結論になるかもしれません。

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