とかく業務範囲が広い、つまり、学習範囲が広いファイナンシャル・プランニング技能士ですが、3級については、独学でも合格できる可能性は比較的高いです。
合格のための定石と言える勉強法について、解説します。
中心となるのは「過去問・練習問題集」
まずは、学科試験にフォーカスします。
意外と思うかも知れませんが、初手でいきなり直近の過去問を解いてみましょう。ここで最も重要なことは1つです。
ただし、確信はないが何となくわかるという問題は回答してかまいません。
目的は、『何がわからないところなのかを知る』ことです。(全部分からないかもしれませんが。)
次に、「参考書などの教材」を入手。
素直に回答したら、分野別に得点が低いところを、厚く分かりやすく記載されている参考書を、まずは購入しましょう。
FP3級の学科試験は、「ライフプランニングと資金計画」「タックスプランニング(税金)」「リスク管理」「金融資産運用」「不動産」「相続・事業承継」の6科目と、幅が広いです。
特にどこが弱いのかを知り、その分野から手を付ける。
6科目を一つずつ攻略していくという、現状のスタートラインを明確にし、短期的にゴールを設ける勉強法が、着実かつ続けられるやり方です。
弱点分野の参考書を、解いた過去問と照らし合わせながら、正解は何だったのか。何故それが正解なのかというように、学習を進めます。
過去問・練習問題集と、参考書の反復
過去問・練習問題集を解いたら採点。弱点分野の参考書を入手して、照らし合わせ学習をひたすら反復しましょう。
そうして、徐々に各学科の得点を底上げしながら、合格ラインを超えられるようにしていきます。
過去問・練習問題集は、ローテしながら、少なくとも2周以上は繰り返せば、3周目は、参考書での復習無しに合格ラインを超えられる水準くらいにはなっているはずです。
最新の法改正情報を集める
過去問学習の弱点。過去問は、受けようとしている受験時期より前の法律までしか対象になっていませんから、公式サイトにて、いつまでの法改正を含むかを確認し、最新の法改正に対応する練習問題や教材を解く学習を行いましょう。
最新情報は、明らかに書籍よりもインターネット教材ですね。
実技試験対策
実技試験ですが、実施団体の「日本FP協会」と「きんざい」で内容(分野)が異なります。
一概には言えませんが、難度で言えば「日本FP協会」の方が低いので、「日本FP協会」に絞り、学科試験と同じ方法で、学習を進めれば特に恐れることはありません。
独学でFP3級合格を目指す場合、ポイントは『どこから手を付け、継続可能でかつ着実に積み上げられる方法は何か』に尽きます。
ここで紹介したのは、一つの定石パターンですので、当然人によって合う合わないはありますので、あくまでも参考程度にしていただければと存じます。
継続するのが難しいという方であれば、素直に講座を受けて勉強を進める事も合格への近道ですし。
尚、ファイナンシャル・プランニング技能士の試験概要、資格の活かし方や関連資格などについては、以下の記事もご参考ください。
皆さん、FP3級合格目指して、頑張って下さい!