宅建士試験全50問の内、最も多くの問題数、例年20問程度が出題される「宅建業法」(正しくは、「宅地建物取引業法」と言います。)分野は、宅建士試験勉強において最重要分野です。
「宅建業法」分野の出題傾向は、ひねった問題文は少なく、比較的条文の内容を問うものになっているため、宅建業法を暗記することが学習方法の中心となります。
当然、完璧なレベルで暗記をするのがベストではありますが、試験において、宅建業法全体が満遍なく出題されるわけはなく、重要なところに集中します。
例年、主に出題されるところは、ルールと、消費者保護に関する部分です。
具体的な頻出問題は、以下のようなものです。
1.宅地建物取引業法の基本的な規定
2.重要事項説明書や契約書
3.不動産の売買や賃貸
4.宅地建物取引業者の広告
概ね上から順に頻出数が高いですが、1~3が中心です。このあたりを意識して、重点的に覚え、アウトプットできるよう、教材と過去問を活用していけば、宅建業法分野の得点を着実に伸ばすことができるでしょう。
「宅建業法」と、「権利関係(民法・その他法律)」で出題数全体の7割近い、34問を占めますので、この二分野は最重要な学習すべき範囲になります。
「権利関係(民法・その他法律)」については、以下の記事に勉強のコツを挙げておりますので、そちらもご参照ください。