管理業務主任者資格の取得は、意味がないとか、不要だとか言われますが、本当ですか?

マンション管理イメージ 不動産

管理業務主任者資格の取得について、価値がないというような意見も見かけますが、独占業務、設置義務がある以上、資格自体が不要だということはあり得ませんね。

管理業務主任者資格の必要性や展望などについては、以下の記事に所見を記載しておりますので、ご参照ください。

確実に言えることは、マンションと全く関係のない方や、『単純に、不動産会社に勤めているから、取っておいた方がいいかな。』という方からみれば、不要な資格です。

いずれにしても、どんな資格だろうと、その人にとって必要かどうか、自分に役立てられるかどうかは異なります。

自分自身の現在の業務に必要になるのか、あるいは、職場で資格を持っている方が行っている業務を自分が行いたいとか、もっと具体的かつ即物的に、資格を取れば手当てがもらえるとか、給与が上がるとか、昇進するとか、何かしら明確なプラスが見えていさえすれば、それはあなたにとって、取得すべき資格であるという根拠になるでしょう。

弁護士でさえ今や食えないとか言われるわけですが、結局資格を取ってどうするのかが無いと、役立てようがないということです。

とはいえ、『不動産業界に身を置くのであれば、管理業務主任者資格を是非とも取るべき!』とは、私もそこまでは申しません。
正直なところ、管理業務主任者資格は、資格としての歴史も浅いですし、存在自体がマンション管理会社以外では、マイナーです。
不動産業界の中でも、マンション管理と縁がない会社であれば、資格の存在を知らない方もいます。
ですので、この資格は、マンション管理という業界内で、自分の価値を高めるための武器として使うこと以外にありません。

こういうと、活かせるところがものすごく狭いように見えるかもしれませんが、そんなことはありません。マンション管理会社は、全国2,000社近くあります。資格を持っている一人の人間から見たら、膨大な選択肢ですよね。

管理業務主任者資格が重視される会社を見つけて、そこに転職するための重要な切り札と考えたり、あるいは、副業として、週末マンション管理人を請け負うための強力な武器と考えれば、ものすごく有益な資格です。

活用できる業界が狭く、かつ、周りからは「要らない資格」とか言われていて、軽い気持ちで資格を取るような競争相手がそれを見て脱落してくれるわけですから、むしろねらい目の資格かもしれませんね。

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